[ バチェラー:忍 ] 最初の薔薇を贈るのは [ 2日目 ]
前回:[ バチェラー:忍 ] 6割オカルトシムのバチェラーへ、ようこそ! [ 1日目 ]
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本日の予定
プリムちゃんにマッサージをしている忍から、おはようございます。
昨日は早めに寝たので朝4時に起きました。おじいちゃんかな???
ダイニングでは朝からこころちゃんに「日光について文句を言う」で不満を聞かせるエルヴィラ姐さんの姿が。
スラニで育ったこころちゃんだと「お日様って気持ちの良いものなのに?」と意見の食い違いが起きそうですね。
こちらはミラルカちゃんに「気持ち悪いジョークを言う」小夜ちゃん。
大スターを目の前にしてテンションが変な方向に飛んでしまった模様。
「ミラルカさん知ってましたか? 夜中のトイレには緑の手が出てきて、トイレに引きずり込もうとするそうですよ?」
シムズだと幸せな幽霊のいたずらになりそう。
エルヴィラ姐さんが「シャー」と唸るだけで同じ吸血鬼のプリムちゃんとミラルカちゃん以外が反応しています。
吸血鬼に肯定的な意見を持つ忍でも『制御不能の狂態』によって友好度が下がるのは避けられないようですね。
さっきのお返しに気持ち悪い虫のジョークを小夜ちゃんに披露するミラルカちゃん。
平和で二人とも可愛いです。
「あら、小夜さんも知っているかしら? 寝ている時に口の中に小虫が入っているそうよ? 開かないように気をつけたらいかがかしら」
廊下では朝一でフェアヴェントと卓球していたディエゴくんが勝った事で『自信家』特質が追加されました。
忍と同じ特質ですね。全スキルMAX超人のディエゴくんに似合っています。
「俺って何やらせても上手いんだよなー! 愛されて育った影響かも?」
負けて少し悔しそうなフェアヴェント。
「おれも愛されて育ったしー。育ての母さんとプレイヤーだから二乗だね?」
ほとんど周りに喧嘩を売らせてボコボコにされるスパルタ育成だったけれども愛はありました。
リビングではポップコーンを投げて口でキャッチするのを失敗するこころちゃん。可愛い。
こころちゃんが「あぅ!」と言っている声も可愛いので、ぜひDLして聞いてみて下さい。
2階を覗いてディエゴくんの腕に一瞬悲鳴を上げましたが、テラスにいた小夜ちゃんとハグしていただけでした。怖いっす。
階段隔てた壁の向こうの相手とハグできているこの二人はノーマルシム。
瞬間移動もできる健康スキルの究極形態かな???
さて、皆の欲求も整えたので今日は自宅以外でのパーティーを開きます。
今回はマグノリアブロッサム公園での「ウィンナーロースト大会」にしたいと思います。
目標イベントは設定せず、一人ずつ呼び出して「誘惑する・外見を褒める・口説き文句」の三つを指示して恋愛関係をスタートさせます。
そして、ベーゼの時は忘れていましたが、まえがみさんが本家と同じようにしていた「ファーストインプレッションローズ」を真似させていただき帰宅後に行いたいと思います。
誰に薔薇を渡すのか、様子を見守りながら決めたいと思います。
外は肌寒いようだったので冬服に着替えて貰いました。
皆可愛いし似合っています。
たき火から少し遠い所にベンチを設置したので、さっそくエルヴィラ姐さんからお呼び出し。
「あたしを誘惑するなんて可愛い所もあるじゃない。ノってあげるから覚悟してなさい!」
「あー……その、意地悪とかはなしの方向でお願いしたいかな? お手柔らかに頼むよ」
響き渡るエルヴィラ姐さんの悪人の高笑い。友人の「ベ」がつく悪人が思い浮かんで忍もこれには苦笑いです。
「忍くんはスマートで格好いいですね。本当に漫画の王子様みたいです!」
「そうかな? 小夜さんみたいな可愛い子に褒められるなんて光栄だよ」
小夜ちゃんは積極的に外見を褒めてくれました。冬服の青いマニキュアも可愛いですね。忍は褒められ慣れてて「可愛い子」とか平気で言いそうです。
「俺とバチェラー関係なく遊んでみる? 忍になら優しくしてやってもいーよ?」
「……その気持ちだけ受け取っておくよ。君に本心から好きになって貰えるよう努力しないとね?」
ディエゴくんは投げキッスで返してくれました。遊び人の本領発揮ですね。
遊ばれて捨てられるなんてもうこりごりな忍が、ディエゴくんを本気にさせたら勝ちのゲームが始まりました。
ウィンナーロースト大会なのに皆の行動がバラバラです。小夜ちゃん以外、たき火の周りにも座っていません。
忍は一人一人と向き合うのに忙しくて一緒にマシュマロを焼けないのがちょっぴり寂しいです。
「あら、もう良いのかしら? 準備で大変だったのではないの?」
「ありがとう。フラート君にも働いて貰ったし、そこまでではないよ。……貴女は優しい人だね」
ミラルカちゃんからの贅沢なマッサージ。心遣いが細やかですね。
出場者さんは知り得ない忍の行動をマッサージで労ってくれるとは流石ミラルカちゃん。素敵です。
「もうっ、2度しなくても伝わっているわ。恥ずかしいけど、でも……忍くんが私を好きになってくれたみたいで、嬉しい」
「君の反応があんまりにも可愛いから、つい。私は……どうだろう? 好き、なのかな?」
忍から自律で追い誘惑。初心なプリムちゃんの恥じらった反応が気に入ったみたいです。
指示以外は相手からしか見ていないので、忍はもしやプリムちゃんに惹かれていたりします?
たき火の方ではディエゴくんが作って持って来たアイスクリームを食べていました。
誰も何も焼かない……! これではローストしない大会ですね。
こちらでは緑のモヤがにおい立つジャックさんとチェスするエルヴィラ姐さん。
ちょうど「ちょっと、何よここ。くさいわよ!?」といった顔をしています。
ミラルカちゃんはパパラッチにずっとポーズを取ってます。
屋敷でも玄関を出てサービス精神が旺盛。さすが世界のスーパースターです。
「こころ、いまちょっとだけ眠いの。帰ったらプールで寝てもいーい?」
「君の好きにしてくれて構わないよ。ベッドも用意はしたけれど、人魚の君には要らなかったみたいだね」
こころちゃんからはフレンドリーな会話で返ってきたので、ちょっと気になる相手にはなれたかなといった所ですね。そこに精神が幼い故の恋愛未満さを感じて逆に良いと思います。
「バチェラーが終わっても家に泊めてくんない? 行く当てもなくってさ、義兄さんも見つからないし困ってるんだよね」
「事情は聞いているよ。結婚式までにはなるけれど、君の衣食住は保証する。その間に何か手も打っておこう」
脱落する前提で引っ越しの話しをしたのか忍から共感を得られなかったフェアヴェント。
プレイヤーからの期待もありませんが、どのローズセレモニーまで残るのか見物です。最後までいないに1000万シムオリオンを賭けておきますね。
では、全員に愛情ゲージが付いたのであとはパーティーが終わるまで自律です。
吸血鬼のエルヴィラ姐さんがマシュマロを焼いてました。
こころちゃんは誘惑的になったまま小夜ちゃんとプリムちゃんに話しかけています。
ここだけ見ると一名ずつ違う種族のシムが揃っていて何だか面白いですね。
ミラルカちゃんと目をつぶりながらチェスするディエゴくん。
これがスキルマの余裕ってやつですかね。「素人は黙っとれ──」が思い浮かびました。
ここでパーティが終了の時間となりました。
パパラッチの相手をして一人残ったミラルカちゃんをパカアくんが手を叩いて喜んでいます。
ミラルカちゃんは手を振ったりとファンサのスペシャリストですね。
帰宅した忍はお腹が空いていたのか「チキン・チミチュリの串」を作っていました。
プレイヤーにも「火への恐怖」がついたのでグリルに恐れおののきましたが、焼いている串が見ているだけでも美味しそう。
あの、忍さん???
作り終えて地面に放置とかばっちいと思うの。
珍しく「すばらしい!」品質の料理を作ってびっくりしてしまったのでしょうか???
そしてタイミング良く横並びでダイニングに向かうこころちゃんと忍。
示し合わせたかのように一緒に歩いていて笑います。
昨日のお返しか小夜ちゃんが『陰気』特質の特殊会話「憂うつな思いを共有する」でエルヴィラ姐さんを泣かせていました。
「あまり他の人を侮辱しない方が良いですよ。最後には理解してくれる人が一人も居なくなって、会話相手が植物だけになっちゃいますよ……?」
悪人は仲良くなりたい相手に限って意地悪する天邪鬼な所があるので可愛いですが、嫌われてしまえば元も子もないですね。
何故か出場者さん用の寝室でプリムちゃんと背中合わせでフラートと会話する忍。
鏡に映らない吸血鬼が好きなので、屋敷の所々に鏡を配置しています。
傍にいるのに、鏡にはいない、ほんの少し物悲しいような不思議な魅力があります。これはいいアングルですね。
綺麗な夜景をバックにプールに飛び込むミラルカちゃんを眺めていると0時になりました。
先にゲージを確認してから「ファーストインプレッションローズ」を行いたいと思います。
ほとんど横並びで変わりませんが、エルヴィラ姐さんだけ友好ゲージが赤くなっていました。
ローズセレモニーでは「友好度+愛情度」で計算するので、マイナスなら片方のゲージの足を引っ張る結果となります。
エルヴィラ姐さんに関しては、明日のデートでどこまで汚名返上できるかが重要となってきそうですね。
それでは、またプレイヤーが忘れない内に「ファーストインプレッションローズ」です。
忍が薔薇を贈るために私室に呼び出したのは、
「プリムヴェールさん、私の最初の薔薇を受け取っていただけますか?」
「私で良いの? 他にもいるのに、私だけ?」
「……僕の意思で行動したのは、君だけだったよ」
他の出場者たちからも十分な反応はあったが、忍が自ら行動を起こしたのはプリムヴェールただ一人だけ。
「忍くんから薔薇を渡されるなんて、夢みたい……」
「ふふっ、言うほどかい? そこまで喜ばれるとは思わなかったよ」
薔薇を渡した今の反応も、忍にとっては好ましく映った。
花嫁修業をしたと聞いていたが、どうやら「忍のために」が含まれていたらしい。
「だって、私の運命は貴方しかいないと思って来たのだもの。……ありがとう、選ばれてとっても嬉しい」
「……そう、なら良かった」
(運命、ね……)
裏を感じられないプリムヴェールからの素直な言葉に、忍は気付かれないようにそっと心の中でため息をついた。
複雑な感情をさらけ出すには、まだ早い。
これが『運命』になるのか、忍にも全く見当のつかないものだった──。
[3日目]へ続きます。
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