正気でないオタクのsims4

- sims4(PC版)のデフォシムやオリシムを愛でる正気でないプレイヤーの記録的な何か -

[ バチェラー:ベーゼ ] 大切な仲間に囲まれて [ 20日目:最終回 ]

前回:[ バチェラー:ベーゼ ] 俺の幸せ [ 19日目 ]



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本日の予定

*20日目:結婚式
唯一の最愛の相手と、Tartosaで結婚式を開きます。


朝からご機嫌なベーゼから、おはようございます。


作っているのはケーキですが、この後に結婚式用のケーキとして設定できなくてなかったことになります。ごめんよベーゼとホワイトケーキ。システムに文句を言っておくれ。


ベーゼは今日も今日とてラースちゃんにおはようのキスをしています。
司会者とお手伝い要員として世帯に招いたゲニーが「あんれまぁ、お熱いことで」と視線を寄越していますが、ラースちゃんにべったりで離れようとしません。もう甘えん坊か。


唇へのキスでもまだ足りないのか頬にもキス。
ベーゼの心が浮き立ちすぎて今にも飛んでいきそうですね。


結婚式の介添人やらフラワーフレンドなどの返事待ちの間、ラマなんちゃらで遊んで貰いました。可愛い。


はい、ベーゼの負け。


遊んでいる間に返事が届いて、後はケーキを購入して式場に行くだけとなりました。
ノイズが3連敗してベーゼが1敗。ノイズが下手くそでラースちゃんとゲニーが強すぎます。


ずっとラースちゃんについて回ってはいちゃついていて、すでに胸焼けがいたします。
ベーゼあなた、ボスに感化されて『嫉妬深い』にでもなりました???
一脚の椅子に座った状態だとキスできないからとの投げキッス。幸せでよろしゅうございますね。


このままだと甘ったるくて胃もたれが激しいので式場に移動しました。
場所はタルトサのデフォルト結婚式場で、外のアーチの区画を増築して色を変えたりバージンロードを長くしています。


招待客には出場者さん以外にも、ボスのヲルとその嫁ユラも呼びました。
ヲルは0日目でベーゼを「飼い犬」と言いつつも、実際は息子のような存在なので珍しくうきうきと嬉しそうですね。今日はヲルのキャラブレが激しい日かな。


「もう! アリスは室内がよかった! 外は日差しが強いから肌が焼けちゃうよ!」


そして、今回のサプライズゲストにはアリスちゃん!
ひつじの姐さんのバチェロレッテの主人公、エンジェル・アリスちゃんをお招きさせていただきました。チャレンジをするきっかけの1人となったひつじさんへ、最大の感謝を込めて。
アリスちゃんは『世話の焼ける』特質なので太陽に怒っているみたいです。怒り顔も可愛いですね。



こちら、スタンバイ中の新郎新婦。
すでにいちゃついていたからかくねくねしているベーゼです。
早く…! ゲストの皆さん早く集まって来て……!!!


小一時間待っていると全員が揃いました。久しぶりの顔ぶれに泣きそうです。
※じっとできないシムの仕様により度々席替えになっていますが気にしないで下さい。


おい。


嫁の存在で一瞬にして周りが見えなくなるボス。「今日のユラも綺麗だ」じゃないんですよ。至急席にお戻り下さい。


フラワーフレンドはたきじくんにお願いしてました。


ベーゼよ、泣くのが早い。


見て下さい、ラースちゃんのこの気丈な美しさを。
片や入場前に泣くベーゼ。これは後々笑い話として語り継がれていきそうですね。


たきじくんは「花を撒く僕、かっこいいでしょ!」と言っているかのようなきりっとした表情。思った通り似合いますね。


続いて、介添人にパパチャリくん。花嫁の身の回りをお世話してくれる重要なポジションです。
パパチャリくんは明るく振る舞っては居ましたが昨日の今日で悲しそう、りんごちゃんとアリスちゃんは感動して泣いていました。早いっす。


最後に指輪係はカルヴィンくん。相変わらず顔が良い…ではなく、主要な役割をチャレンジで長く過ごした方たちにお願いしています。後ろではまた泣いている泣き虫なベーゼ。


入場しながらも泣いているベーゼの腕を軽く叩きながら「大丈夫?」と優しく声をかけるラースちゃん。
こうやって心を支え合うのがベーゼには理想だったのでしょう。とても嬉しそうです。


この場に立つまで長くもあり、短くもありました。
参列してくれた出場者の皆には一人ひとり、大切な思い出があります。


「それじゃあ、ラースさんからどうぞ。兄貴は先に涙拭いといてね」


司会のゲニーが気を利かせて、ラースちゃんから先に誓いの言葉を促しました。


「最初はただイケメンを見に来たみたいな軽い気持ちだったけど、あたしは楽しくて面白いみんなと、ベーゼと出会えて良かったと思ってる。……あんたの衝動的な言動にはちょっと、話し合わなきゃいけないところもあるけどね」


ゲニーも嬉しそうに手を叩いて喜んでいます。


「イケメン? 誰のこといってるかわかンねェけど……俺もあいつらと、ラースと出会えてよかった。けどな、今はラースがいいンだ。そこだけはカン違いすンなよ?」


ベーゼのそのキザったらしい言葉に喜んでくれるパパチャリくんとおた子ちゃん。


笑顔で泣くアリスちゃんの隣で、ルビーちゃんは少し悲しげな顔です。「私もあんな風に言われたい」と思っているのかな?
たきじくんとカルヴィンくんも拍手してくれています。


近くで見てきたノイズは手を叩き、「感動するわ」と号泣してくれるりんごちゃん。


普段見ないぐらい大喜びのボス・ヲル。


あの、ユラさん???


「ベーゼ君、そのセリフは臭いわ」とボスの嫁が大変な顔になってます。せめて苦笑いに留めておくれ。
因みに、ユラのピアスはボスの瞳の赤色で、それに倣ってラースちゃんにもベーゼの瞳の青緑色と近いピアスとネックレスを着けてもらっています。ベーゼはブートニアの赤い薔薇がそれです。


「前にも一度言ったけど、あたしはベーゼを愛してる。あたしだって、ベーゼじゃないと泣かされても一緒にいたいなんて思えないんだから、なーんにも違ってないでしょ? だから……病める時も、健やかなる時も、あたしはあんたを……ベーゼだけを愛することを、ここに誓います」


凛と澄んだ声は嘘偽りなく、ベーゼの心を満たしていきます。


ルビーちゃん、顔!!!


「泣かせて笑ってたらしいベーゼ君と?」ということでしょうか? プレイヤーもそう思います。
周りの3人との温度差で笑ってしまう。


「先に全部いわれちまった」


「……俺も、ラースを愛してる。俺にはもったいねェぐらいだけどよ、ラースがいいンだ。俺はボスとまではいかねェけど、決めたらしつこいンでなァ? ラースだけに誓う……死んだ後まで愛してる」


ラースちゃんが本当に美しい…! ベーゼの誓いの言葉に照れる姿も綺麗です。


結婚指輪はラースちゃんから交換。


ゲストから三者三様の祝福をされています。


指輪を眺めるベーゼが幸せそうですね。もう顔が溶けてませんか???


「素敵ー!」とパパチャリくんもアリスちゃんと同じくうっとりしています。


「……まァ、なンだ」


「どうしようもねェ俺だけど、ずっと一緒にいてくれよ?」


「当然でしょ? あたしだって……いや、今のはなし。あんたの前ではいたずらも意地悪もする気が起きないからさ。聞かなかったことにして」


誓いのキスで「あの兄貴が……」と号泣するゲニー。


また泣くベーゼ。


式の間中ずっと泣き続けているので、全部ラースちゃんに進めていただきました。
この双子、泣き虫である。


「泣き止みなよ」と頬にキスして貰って、挙式は終了です。
ラースちゃんも、ベーゼも、結婚おめでとう!!!


ライスシャワーとシャボン玉をお願いしたら通路が大渋滞ですが退場。


「どンだけ集まるンだよあいつら」と泣きながら笑うベーゼと、それを優しく労り見詰めるラースちゃん。素敵。


次のケーキカットで集まる中、シャボン玉を吹き続けるりんごちゃんと米を撒きまくるおた子ちゃん。それ、カルヴィンくんに全部かかってます。


ラースちゃんに良い所を見せようとナイフを投げて、


手を切るベーゼ(おバカ)。


「……へへっ、やっひまっは」
「あんたって、ホントに……」


「こんな俺でも愛してくれるンだろ?」


「……当たり前じゃん」


初めての共同作業。2人の笑顔に癒やされます。


2人だけのファーストバイト。


皆も呼びました。
まだ米を撒きまくるユラ。ケーキに乗っちゃうからやめなさい。めっ。


入り口ではパパチャリくんがアリスちゃんのエスコートしているように見えました。


こちらはきりっとしたたきじくんと、ケーキに嬉しそうなりんごちゃん。可愛い。


あの、家でやってくれます???


カルヴィンくんに微笑ましく見られてしまっています。帰ってからやって下さいボス。


ちょうど(?)主役の席に座っているアリスちゃんに乾杯の音頭を頼みました。


「ラースちゃんとベーゼくんの幸せな未来を願って」


「乾杯ー!!!」


いまだ降り続ける米と、空に舞い上がるシャボン玉が止まらない中で乾杯。


「ベーゼくんの結婚式おもしろーい!」とアリスちゃんが笑ってくれました。


最後にラースちゃんとファーストダンス。


くるくると回る2人の腕の間を、タイミング良く渡り鳥が飛んでいきました。


ラースちゃんとベーゼ、幼い頃に自身や弟だけを心の支えにして生きてきた者同士。


このチャレンジを通してできた、面白くて楽しく愛おしい仲間たちに見守られて、今日という日を迎えることができました。


きっと解り合い、許し合い、手を取ってこの先も2人の思い描く幸せな未来を築いて行くことでしょう。


ラースちゃんとベーゼ、本当におめでとう。
2人とも、末永くお幸せに!!!



end.



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19日間にわたって挑戦してきた、ベーゼのバチェラーチャレンジ。
これにて本当の終了となります!


めちゃくちゃ感慨深いですね。主役の2人、出席してくれた皆、お疲れさまでした!
ここで書き切れないぐらい色んな事がありましたし、何故最後までベーゼはしばかれなかったのか不思議でなりませんでした。
(※後日検証を行った所、しばく原動力は嫉妬した[怒り]でした。怒られない事にまた疑問が出ますがそれは割愛します。)


そんな出場者さんから甘やかされたベーゼですが、素敵な皆に囲まれながら最愛のラースちゃんと結婚式をあげる事ができました!


結婚式ではベーゼが「泣き虫だな」との新しい発見もありつつ、大変楽しい日々でした。
出場者シムさんの作者さん達や、応援して下さった方々、読んで下さった皆様には言い尽くせぬ感謝の気持ちで一杯です。


「なァ、いつ頃産まれるンだ?」
「……ん? まだもうちょっと先かな。それ聞くの何回目?」


最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!!


そして、ベーゼのチャレンジでお腹いっぱいな方もいらっしゃるとは思いますが、また忍のバチェラーも始まりますので、またしばらくお待ちいただけますと幸いです。
あっちはあっちでベーゼと事情が違うので、プロローグを同じく本編開始前に「0日目」として更新する予定です。
そちらも、楽しみにお待ち下さいませ!



最後の最後におまけ話もご用意いたしました。
お暇であればどうぞご覧下さいませ。



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おまけ「幸せになれば良い」



「──おい、あんた。見てるだけで良いのかよ? あの泣き虫の知り合いじゃないのか?」



「そーそー、ただ見てるのと出席するのとじゃ全然違うからな。……けど、あそこまで泣くか? 俺は堪えたってーのに」



2階からベーゼの結婚式を眺めていたのは忍と、従兄であるフラートが急用で来れなくなり代打で来たトイフリッシュに、パパチャリの知人として式に呼ばれていたイヴィー・バレンタイン。
先達のバチェラーとして忍も話を聞きたいと約束を取りつければ、こちらの物見の方に参加して来たのだった。



「ベーゼ君は友人だよ、私としてはだけれどね? だから、邪魔立てするのは無しにして貰いたいかなと思ってね」


準備に追われているからと断ったのに、まさか結婚式を台無しになど悪人ではない忍にはできるはずもない。



「私は出たかったけれど、トイフリッシュ君やフラート君は……」



「あそこにいる『ボス』に会ったら駄目なんだろう? 友人なら、その交友関係も配慮しないといけないからね」


忍がフラートを通して調べた情報であれば、裏社会のトップの1人であるあの【ヲル】という男は大変危険な相手であるらしかった。
そして、フラートの代理としてきたトイフリッシュとも因縁があるのだと。



「ハッ! ただの護衛如きにご苦労なこった。……あの野郎には煮え湯を飲まされた事もあるんだ、その息子同然の駄犬の晴れ舞台を壊してやるぐらいじゃ済まなかったかもな?」


ヲルを睥睨(へいげい)し本気で言ったトイフリッシュに、その判断は正しかったのだと忍は苦笑を漏らした。



賑やかな階下を見下ろしながら、忍が一番に感じた疑問をバチェラーの先輩であるイヴィーに尋ねる。


「……イヴィー君、一つ聞いても良いかな? バチェラーっていうのは、あんなにも感動して涙するものなのかい?」
「あのベーゼって奴がどう生きてきたか知らないけど、勝手に涙が出るほど嬉しいものだったのは覚えてるよ。……歪んだ心を持ってる俺だって運命の相手に出会えたんだ、今すかしている君もそうなるね。覚悟しといたら?」
「……言うね」


返ってきた感想には挑発的な言葉が添えられていたけれど、『運命』というものに懐疑的な忍には一際興味深く思えた。



挙式もつつがなく終わり、場所を移動する招待客を横目に忍が呟く。


「さて、私はもう帰ろうかな」



感慨深そうな忍に対して、トイフリッシュは口を開きかけてやめた。
自身を気遣って犬猿の仲の駄犬とはいえ友人の結婚式に出られなかったのだ。
それぐらいの配慮はトイフリッシュにも出来るつもりだった。



今にも開こうとした扉の手前で振り返って、忍は何てことないようにトイフリッシュへと投げかける。


「そうだ、今日はトイフリッシュ君を付き合わせてすまなかった。帰ったらフラート君には君の"言い値"で伝えておいてくれるかな。……なに、用事の内容がフザケていたからね? ちょっとした悪戯だよ」



忍から告げられた楽しそうな悪戯に、トイフリッシュは目を丸くしてから食いついた。


「ハハッ、面白ぇ! 法外な値段吹っかけておいてやるよ。ざっと1000万つっとくか? ……まぁ、あいつ(フラート)の女癖の悪さは一族の呪いみたいなもんだがな」


自身もある種そうだと言わんばかりの言い草に、忍は本日何度目かの苦笑いをこぼす。


「イヴィー君も、本日はどうもありがとう。興味深い話しが聞けたからね」



イヴィーへのお礼を口にして、話しながらも扉へと一歩踏み出した。


「今からでもいいなら行くと良いんじゃないかな? ベーゼ君もそこら辺は気にしないだろうから」
「俺ももういいや。……パパチャリは自分で帰るだろうしな」
「そうかい?」


イヴィーの意向も確認して、残る問題を頭の中で整理していく。



「じゃあ、そうだな。私も──僕も、本格的に始めないとね?」


幸せそうな顔で泣いていたベーゼが、これからずっと数多くの幸せが訪れるようになれば良い。
そして、忍自身もいずれそうなれるように。


笑顔と涙で溢れた結婚式を思い返しながら、忍はそう願わずにはいられなかった。



end.



poseはいつもの如くもっく様からお借りいたしました!
サイトはこちら ➩ 新生まるきぶねスローライフ


改めまして、バチェロレッテ・アリスちゃんはひつじの姐さんから、バチェラー・イヴィー君はパパチャリくんを参加させて下さいました、まえがみさんからお借りして登場していただきました。
イヴィー君にはこの縁で忍の方の結婚式に出席していただく予定です。


お2人のバチェロレッテ・バチェラーを拝見して、実際に楽しくチャレンジをさせていただくことが出来ました。
誠にありがとうございました!!!


※忍編が開始しました!!!